予防医学のおかげでわんちゃん、ねこちゃんの平均寿命はかなり長くなりました。
伝染病予防の混合ワクチン接種、フィラリア予防の飲み薬、バベシア予防とも言えるノミ・マダニ予防剤を活用しましょう。予防が最良の治療といえるものがいくつかあります。
わんちゃんの定期予防
5種混合ワクチン
(犬ジステンパーウイルス、犬アデノウイルス1型、犬アデノウイルス2型、
パラインフルエンザ、犬パルボウイルス)
7種混合ワクチン(お散歩に出るわんちゃんはこちらをお奨めします。)
(犬ジステンパーウイルス、犬アデノウイルス1型、犬アデノウイルス2型、
パラインフルエンザ、犬パルボウイルス、レプトスピラ菌2種類)
フィラリア予防
蚊がフィラリアの子虫を運んできて感染します。
5月~12月まで毎月1回駆虫薬を飲ませることで予防できます。
飲ませることで過去1ヶ月までなら感染しても駆虫できるという予防システムです。
つまり、1ヶ月に1回予防薬を飲ませると予防効果が100%ですが、1回飲ませるのを
忘れると予防効果が75%に落ちます。
当院ではフィラリアと同時に回虫、鉤虫という腸の中の寄生虫も同時に駆除できる
駆虫薬も取り扱っていますので、定期駆虫をご希望の方はスタッフまでご相談ください。
ノミ・マダニ予防
特にマダニが運んでくるバベシアにかからないようにきっちり毎月1回予防しましょう。
首筋~背筋付近に液剤をつけて予防するものや食べるおやつタイプもあります。
マダニ予防は1年中です。ノミは4~11月が予防期間の目安です。
ペットホテル、トリミングなどの不特定の動物が集まる場所へ行かれる場合は
通年投与をお奨めします。
ノミの唾液に暴露されることで、ノミアレルギー性皮膚炎が起こることはもちろんのこと、
ノミが媒介して寄生する瓜実条虫(通称:サナダムシ)が腸に寄生することも頻繁に見受けられます。
室内にノミが侵入してしまうと、ヒトも被害を受けることがあります。
ねこちゃんの定期予防
3種混合ワクチン
(猫ウイルス性鼻気管炎ウイルス、猫カリシウイルス、猫汎白血球減少症ウイルス)
屋内単独飼育の場合は3種混合ワクチンでも可能です。飛沫(空気)感染もします。
6種混合ワクチン
(猫ウイルス性鼻気管炎ウイルス、猫カリシウイルス2種類、猫汎白血球減少症ウイルス、
猫白血病ウイルス、クラミジア感染症)
猫白血病にかかっておらず、屋外に出るねこちゃんや複数頭飼育されている場合は
6種ワクチンをお奨めします。
フィラリア予防
猫もフィラリアに感染します。しかもわんちゃんより重症になることが多いです。
たとえ完全室内飼育でマンション5、6階でも感染したという事例があがっているので、
油断はできません。
当院では月に1回首筋~背筋付近に液剤をつけるだけで、フィラリア、ノミ、猫回虫、鉤虫、瓜実条虫を
予防できるお薬を取り扱いしています。
ノミ・マダニ予防
ノミの唾液に暴露されることで、ノミアレルギー性皮膚炎が起こることはもちろんのこと、
ノミが媒介して寄生する瓜実条虫(通称:サナダムシ)が腸に寄生することも頻繁に見受けられます。
室内にノミが侵入してしまうと、ヒトも被害を受けることがあります。
当院では月に1回首筋~背筋付近に液剤をつけるだけで、フィラリア、ノミ、猫回虫、鉤虫、瓜実条虫を
予防できるお薬を取り扱いしています。